高知県いの町桑瀬
前日の移動
赤石山縦走後は新居浜側に下りて買物をし、寒風山トンネルを抜けて木の香温泉で汗を流し、
旧寒風山トンネル南口の駐車場で車中泊とする。 登山口は駐車場の直ぐ横にあった。
Road Map :日浦から県道47号線を西条市に出て、R11からR194に入り新寒風山トンネルを抜ける。
Route Map:登山口から桑瀬峠に上がり、寒風山を経由して笹ヶ峰を往復。桑瀬峠に戻ってからは伊予富士に向かう。
標高差:736m
トータル:4時間57分(下り桑瀬峠まで)
笹ヶ峰 |
寒風山 |
桑瀬峠 |
9:15 |
10:28 |
11:07 |
下り時間:1時間52分 (桑瀬峠まで)
登り時間:2時間52分
南口駐車場 |
桑瀬峠 |
寒風山 |
笹ヶ峰 |
6:10 |
6:50 |
7:40 |
9:02 |
当日の朝
駐車場で標高1,120mもあるのだが、今朝は冷え込みも無く気温は6℃あった。
朝になって数台の車が来たが、意外とハイカーは少ない感じがする。
(後に続々登ってくるのだが)朝食にうどんを食べて出発準備をする。
桑瀬峠まで下山し、伊予富士へ向かう
桑瀬峠まで戻るには登りに通った数々の小さなピークと寒風山を越える必要がある。 笹ヶ峰までで
相当堪えているので、伊予富士へ連登するのは桑瀬峠まで戻ってから決めようと下山を始める。
戻っていると自分ではきついと思っている縦走路に幼稚園児を連れた小太りのお母さんが登って来た。
自分の体力って何なのだとがっくりしてしまう。1時間13分で寒風山に戻ると、多くのハイカーが
休息していた。 桑瀬峠には下山1時間52分、トータル4時間57分で戻る。 伊予富士には一旦、
駐車場まで降りてショートカットコースで登ろうかと考えたが、時間と標高の無駄になるので、少し
休憩してこのまま ”伊予富士”へ続登することにした。
2007年の四国の山遠征
ゲートのある道路は石鎚山の登山口である土小屋まで通じている
瓶ヶ森林道。 ゲートの右側に登山口がある。 6時10分に登り始める。
伊予富士までを含めた単純計算では9時間半の行程になる。
旧寒風山トンネル南口の駐車場には数台の車しか停まっていない。
左の建屋がトイレでその向こうがトンネル南口。
登山道には ”ショウジョウバカマ”が点在していたが、
その他に花は ”スミレ”が咲いていたくらいで花は少なかった。
登り始めはきつい登りであったが、その後は程々の勾配となる。
しかし、体調悪く足が進まない。
桑瀬峠から足を進めると名を知らない岩峰が迫ってくる。
これをどこから登るのかと考えていたが、ピークには登らずに迂回してくれた。
40分で ”桑瀬峠”に着く。 ここは寒風山側と伊予富士側への
縦走路分岐点であるが、まずは ”寒風山”経由で ”笹ヶ峰”を目指す。
岩峰登り途中で桑瀬峠を振返り見る。
遥か遠くに富士とは程遠い山容の伊予富士が見えている。
伊予富士までは実に遠く思え、今日の体調では止めたい思いだ。
当然、近道を選ぶとステンレス製の高価
な材料を使った梯子が何度も現われる。
錆びないステンレスを使うことで初期投
資は高いが結局は安上がりになると思う。
今日は風があり ”寒風山”の名の如く寒い。
遥か北方面の ”笹ヶ峰”は見えているだけに遠く感じる。
これの往復は辛い修行になりそうだ。
”寒風山”から大きく下り、登り返す。 一直線の尾根道は遠く ”笹ヶ峰”に繋がっている。
小さな上り下りがあり体力的には堪えそうだ。
縦走尾根は背丈の低い笹原が続き、終始展望が良かった。
但し、同じ景色が続くので退屈ではある。
2時間52分にて ”笹ヶ峰”(1,856m)に着く。
山頂には徳島からの面白いおっさんが一人景観を楽しんでいた。
笹原をトラバースしていると丸山荘への分岐点に出た。
ここの登山口は昨夜、間違って入った林道に通じている様だ。
山頂から西方向の石鎚山を見る。 徳島のおっさんはこの辺の山に精通している様で、次から次に山名を同定してくれた。
当然、登ったことの無い山ばかりなので山名を覚えられる訳が無く、聞き流す。 おっさんは山頂に立つと1時間は景色を
眺めるらしいが、俺はおっさんの話しを聞いて7分程の休憩で山頂を後にする。
よく喋る面白いおっさんにシャッターを押してもらうが
デジカメをよく知らない様で操作説明に苦労する。
縦走中に会った青年
尾根道を歩き中に大きなザックを背負ったあんちゃんが下りて来たので聞いてみると丸山荘から登っ
て来たと言う。 どこそこまで縦走すると言っていたが、知らない場所だったので記憶に残っていない。
この後、瓶ヶ森で再会するが車移動より縦走歩きの方が早かったのには驚いた。
ささがみね
”寒風山”へはササ原の中、おだやかな道から始まる。
1時間30分で ”寒風山”(1,763m)に着く。
2024年4月11日改定
”寒風山”の山頂にはハイカーが居たのでシャッターを押して頂く。